終活の一環として、生前整理という言葉が近年注目を浴びています。
生前整理とは、自分が元気なうちに身の回りを整理して、万が一の時に遺族に迷惑をかけないようにすること。
やらなくても問題があるわけではないので、やってみようと思っても後 回しになりがちです。
そこで今回は、生前整理をやらないままだと、どういった問題がおこるのかについて解説し ます。
生前整理がなかなか進められない要因と、その解決策についても紹介しますので、 ぜひ参考にしてください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー目次ーーーーーーーーーーーーーーーーー
・生前整理をしなかった場合遺品整理の時間が増える
・生前整理が進められない場合は専門業者に頼ってみるべき
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生前整理をする最も大きな理由は、自分が亡くなった後に遺品整理の時間や負担を軽減させること。
万が一自分の身に不幸が訪れた場合、財産や住んでいた住宅の整理をしなくてはいけないのは残された遺族です。
もしも、準備を一切していなかった場合には下記の問題が起こる可能性があります。
・賃貸物件に住んでいた場合は早急に片付けないとトラブルに発展する可能性がある
・近くに住む親族がいないので片付けられず放置されてしまう
それぞれ詳しく見ていきましょう。 賃貸物件に住んでいた場合は早急に片付けないとトラブルに発展する可能性がある
今住んでいる物件が賃貸の場合は、亡くなった後は速やかに引き払ってもらう必要があります。
遺品整理は、お葬式などのやらなくてはならないことが一段落してはじめるのが一般的で す
しかし、賃貸物件の場合退去の手続きを完了させないと、それまでの家賃は発生しつづけたままです。
生前整理を行っていなかった場合、住居を片付ける時間が増えてしまい、支払う家賃が増えてしまう可能性があります。
また、住居の鍵など大家に返すべきものが見つからないといったトラブルに発展するケー スもあるのです。
・近くに住む親族がいないので片付けられず放置されてしまう
こちらは、住居が賃貸ではなく持ち家だった場合におこりえる問題です。
近くに住んでいる親族がいなかったり、忙しいといった理由からなかなか遺品整理を進められないといった事例も増えています。
自分の家はゴミ屋敷ではないと思っていても、亡くなった後のことまではわかりません。
遺品整理が進められずに放置されている住居は、長い時間をかけてゴミ屋敷へと変貌して しまう恐れがあるのです。
また、残された住居をどうするかも決めておかないと、空き家となってしまう可能性が出てきます。
空き家となり、誰も管理ができない状態のままだと、周囲の住民に迷惑をかけてしまうで しょう。
・生前整理が進められない場合は専門業者に頼ってみるべき
今回は、生前整理をしなかった場合、どういった問題が起こるのかについて紹介しました。
生前整理を始める場合、貴重品や大事な書類を一つの場所にまとめておくといった所からはじめると良いでしょう。
しかし、不用品の整理整頓には時間と手間がかかり、なかなか進められないという方もいると思われます。
その場合は、生前整理の専門業者に依頼してみることが解決策になるかもしれません。
民間認定の資格をもった専門業者と一緒に手伝ってもらうことで、生前整理を一気に進めることができます。
生前整理業者はあなたの意見を聞きながら、整理整頓しているので勝手にものを捨てられ たというトラブルになる可能性は低いです。
捨てられないものに関しては、捨てるのではなくリサイクルの提案をするなど柔軟に対応し てくれるでしょう。
もちろん費用がかかってしまいますが、生前整理をしない場合のデメリットと比較すると費用をかけても生前整理はしたほうが良いと言えます。
整理整頓をするつもりはあっても、なかなか進められない方は専門業者に依頼することで 楽に生前整理が進められるでしょう。