生前整理とは、生きているうちに遺品となりそうなものを整理しておくことです。
もしも、自分に何かあった時に備え、残された家族に迷惑をかけたくない、
何かを残したい という思いから終活の一つとして取り組む方が増えてきています。
最近では、ネット上に残したアカウントのパスワードがわからずにどう扱ったらいいか困ると いった事例も増え、
重要性の高さは増す一方です。 とはいえ、いざ生前整理と言われても何から手を付けるべきか困るという方も多いでしょ う。
今回は、身の回りのものや貴重品を、残された家族にとってどうするべきかという視点から整理する方法を紹介いたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー目次ーーーーーーーーーーーー
・生前整理とは身の回りものを整理する、財産の整理整頓をすること
・生前整理における整理整頓のポイント
・不用品は業者に依頼して処分する方法がある
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生前整理とは身の回りものを整理する、財産の整理整頓をすること
生きているうちに遺品となりそうなものを、あらかじめ整理するのが生前整理です。
生前整理は大きく分けると「身の回りのものを生前整理する」ことと、「貴重品や財産を管理 しやすいようにする」2つが挙げられます。
遺品となるものが増えれば増えるほど、残された家族が遺品整理の時間がかかってしまうことが予想できます。
そのため、必要なものと不必要なものを事前に分けて置くことが大切です。 生前整理をはじめる時期は人それぞれですし、
卒直に言えば今すぐにでもはじめたって何も問題はありません。 ただ、残された家族に迷惑をかけないようにするのが大きな目的なので、
できるだけ自分自身で行うことが望ましいです。 遺品の中に不用品と捨ててはいけないものが混在していた場合、
その分だけ遺品整理の時間も長引いてしまうことを心がけておきましょう。
生前整理における整理整頓のポイント
普段から身の回りの整理整頓をしたり、定期的に断捨離を行っている方は多いはず。
そういった方からしてみれば生前整理は特に必要ないと思ってしまうかもしれません。
しかし、普段から行う整理整頓と生前整理で大きく異なるポイントとして、「遺族から見て必 要なものがわかりやすくなっているか」という所が挙げられます。
具体的にどうしたらいいかというと、捨ててほしくないものを家族にわかるように記しておく方法が一番わかりやすいです。
死後のために記しておくというと、遺言状を思い浮かべる方も多いでしょうが、そこまで大げさなものでなくても問題はありません。
終活の一環としてエンディングノートという、万が一の場合に備えたノートを用意する方が増えています。自分の死後に残してほしいものや、
貴重品のリストやパスワードを記して置くことで遺族の遺品整理の手間を減らすことが可能です。
パスワードのリストを他人に見られるのは非常に危険なので、持ち歩くことは絶対にせず家族だけがわかる場所に保管するようにしましょう。
また、預金口座の通帳や生命保険の証書などをまとめて保管しておき、万が一の時に残された家族がすぐに見つけ出せるようにしておくことも重要と言えます。
不用品は業者に依頼して処分する方法がある
生前整理をおこない、不用品が予想よりも多く処分に困ったら不用品の回収業者や買取業者に引き取ってもらう方法があります。
不用品が少なかった場合は、自治体のルールに従い回収してもらうのも一つの手です。不用品の量が多かったり、
判断に困るものが多い場合は出張回収・買取サービスを利用することで不用品を持ち出す手間も省くことができます。
まだ使用できる家電や家具の他に、買取の対象になるものは多いため場合によっては思わぬ収入になることも。
不用品回収の場合は、不用品をトラックに載せられるだけ載せて回収できる積み放題プランがあるので量が多いほどお得に回収できます。
生前整理で身の回りのものの整理をし、不用品の量に応じて最適な処分方法をえらびましょう。